2005年08月31日

クールビズVS鉄仮面

「今すぐクールビズを着てほしい熱すぎる男性」で元プロテニス選手の松岡修造さんが1位になりました。(共同通信8月30日)けど、修造さんってたいがいポロシャツ・短パンで、じゅうぶんクールビズ。もっと脱げっていわれても困ります。

社会の閉塞感をぶっとばすパワーがなくて、将来がなんとなく不安なんていってる時代。あれほど熱い人はとても貴重な存在です。そういう私は、「がんばれ修造」とひっそり心の中で応援してるだけですが。

『二人のガスコン』全3巻(佐藤賢一 講談社文庫)はフランスの熱血漢ガスコンの魂を持つ二人が主人公の物語。ガスコンはフランス南西部ガスコーニュ地方に生まれた男たち。「生まれつき、血の温度がたかいのだから仕方がない。たぎり、あばれ、決して飼い馴らされない獣一匹」(本書より抜粋)。ガスコンたちはこの熱い血をいかして、剣士として大活躍しているわけです。

ガスコンというより『三銃士』のダルタニャンと『シラノ・ド・ベルジュラック』のシラノが主人公といったほうがわかりやすいかも。この二人が主人公というだけで、わくわくしませんか?「フレディVSジェイソン」「エイリアンVSプレデター」みたいなもんです。勇壮で個性的な剣士の二人が最初は反発しあいながらも、手を組んで無敵の大暴れ。愉快痛快冒険小説です。

ところで『三銃士』といえばもれなくついてくるのが「鉄仮面」。この作品でもその素性の謎が物語をもりあげてくれてます。現実でも鉄仮面の正体については、今もさまざまな説が発表されるそうです。日本の「スケバン刑事 少女鉄仮面伝説」も立派な鉄仮面へのオマージュ。(嘘です)鉄仮面をかぶると究極のウォームビズになりそうですね。
posted by ハロル堂 at 22:07| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本(小説) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月30日

ああ、夏休み

いよいよ夏休みも終わりです。(大学生はまだだろうけど)
大人になって悲しいのは夏休みがないこと、大人になって嬉しいのは夏休みの宿題がないこと。子どもの頃の私は、8月末、けんしょう炎になる勢いで宿題をやってました。

みんなそんなもんだろうと思ってたのに、姪っ子がお盆にはほぼ宿題を終えてると知り、衝撃。嘘だ。嘘だ。そんな小学生がいるなんて!!!ましてやそれが我が姪だなんて!

作文を一晩でまとめて書き上げたこともありました。5枚を4種類で計20枚。ちょっとした作家気分です。(←バカ)何を書いたかなんてほとんど覚えちゃいませんが、唯一記憶にあるのが中学生のとき『モーゼスおばあさんの絵の世界―田園生活100年の自伝』(アンナ・M・R・モーゼス 未来社)の読書感想文を先生にほめてもらったこと。

グランマ・モーゼスはアメリカの画家。晩年になって絵を描きはじめ、素朴で温かい人柄がそのまま表れた優しい絵が見るものの心まで暖かくします。私もそんな人になりたいものです。

なんてことは書いちゃいませんが、グランマ・モーゼスの絵を見かけると懐かしくなります。ちなみにクラスで一番の秀才に「うまくあとがきをまとめたな」と言われ、やはり秀才は違うなあと感心した記憶ももれなくついてます。
posted by ハロル堂 at 21:54| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月29日

歌人ってなんかかっこいい

先日、市が開催する赤ちゃん教室なるものに行ってきました。
乳児を連れたお母さんたちがゾロゾロゾロロ。こういうとき実感するのは、社交家じゃない自分です。

かんたんに挨拶をかわすことはできるけど、さらりとメールアドレスを交換するなんてとてもじゃないけどできません。自意識過剰なもんで、自然にふるまおう、自然にふるまおうって考えてる地点ですでに自然じゃないよう〜、とパニックになり、パニックになった自分を悟られまいとするともう何がなんだかわからなくて、どうでもよくなってしまいます。

一人になってからどっぷり反省するのですが、若い頃と違うのは、何で自分だけこんななんだろうって落ちこまないこと。友達は無理しなくてもできるときはできるし、何より自分と同じような人って結構いるからです。そしてまたここにも仲間が一人。『本当はちがうんだ日記』(穂村弘 集英社)、歌人である筆者のエッセイです。

帯にも転記されている「友達の道」の一文。
「私は十年間通ったスポーツジムでとうとうひとりも友達を作れなかった。ダンベルを挙げたり下げたりするだけで、誰ともひと言も口を利かない私は「修行僧」と呼ばれていた。違うんだ。修行じゃないんだ。」

泣けます。うそです。笑えます。

屋台に入れない人、ニックネームがない人、男も基礎体温をつけるべきだと思う人、なんだそりゃと思う人、どうぞ読んでみてください。
posted by ハロル堂 at 23:26| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月28日

フー、フォーでHOTHOT

ローカルネタかもしれませんが、MBS新世代漫才アワードで麒麟が一位になりました。3戦とも気合が入ってておもしろかったし、何より個人的に好きだから嬉しい。審査員が1000人の高校生だけにどんな審査になるのだろうと思ったけど、面白いものに世代はあまり関係ありませんね。

南海キャンディーズはM−1グランプリと同じネタをいつまでも使いすぎてるのが気になるわ。大丈夫かな。

ところでゲストにレイザーラモンHGが登場。司会の藤井隆くんとの共演。元祖フォー&おかまキャラの藤井くんとハードゲイのダブルフーを期待したのに何もなく残念。久しぶりにHOTHOTダンスも見たかったなあ。にしてもレイザーラモン、初めて見たのが深夜番組だったのもあいまって、絶対関西限定キャラだと思ってたのに、お笑いブームにうまくのっかって東京進出成功です。吉本新喜劇×ゲイ×フォーは成功の方程式かも。(ゲイとおかまとハードゲイは違うけどさ)
posted by ハロル堂 at 21:36| 京都 ☔| Comment(2) | TrackBack(1) | お笑い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月27日

栄光は君らに輝く!

駒大苫小牧高校の優勝が有効になりました。選手の皆さんには素直によかったね、と言ってあげたい。高校野球はメディアで大きく取り上げるだけあって、生徒よりも大人たちの狂乱ぶりが目立ちます。もちろん、強豪校のすべての選手の態度が刈り上げた頭のように美しいとはいいません。10代なんだから勘違いしちゃってる子だっているでしょう。でも子どもの勘違いより大人の勘違いのほうが性質が悪い。

私の出身高校もかつては高校野球の強豪といわれてました。(今は代表校にすらなれてませんが)不祥事をおこさない、爽やかな高校のイメージを守るために大人たちは考えたようです。そしてそれは女子生徒の髪は肩までの長さとする、という謎の校則になりました。私も友達も先輩も後輩も女子はみーんなショートかおかっぱでした。月に1回の検査で先生がセーラー服の襟に髪の毛がつかないかどうかチェックまでしてました。ばかばかばかですね。

そんなわけで高校野球は個人的な現実の思い出が強すぎて、本の世界にリンクできません。『ドカベン』『タッチ』・・・直球勝負バッターアウトです。不祥事で思い浮かぶのは「先生、バスケがしたいです」−免許皆伝説明無用の『スラムダンク』。どれもこれも少年マンガばかりです。

ところで私が大学4年のとき教育実習で高校に舞い戻ると、女子の髪は結べば長髪でもOKになってました。私が卒業した後、生徒たちの運動によって校則を変えたそうです。野球部も弱くなってきていたし、時代の流れもあったのでしょう。そんな後輩たちに羨望を感じたのは髪の長さにではなく、校則を変えた勇気と努力とその瞬間にたいしてでした。きっと高校野球で優勝するくらいの達成感があったんだろうな。
posted by ハロル堂 at 23:30| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月26日

くノ一作戦なのに由美かおるがいない

いよいよ公示間近の衆議院選挙。今回は「くノ一作戦」の女性刺客が騒がれてます。あまり興味がなかったので誰が刺客なのか知らなかったのですが、なんと料理研究家の藤野真紀子さんも立候補するんですね。びっくりです。藤野真紀子さんといえば、料理研究家というよりお菓子作りの女王様。官僚の夫の海外赴任先でお菓子づくりを学び、帰国後料理教室を開催、今ではテレビや雑誌で活躍されてるお方です。

相方が持って帰ってきた夕刊フジ8月26日では経済評論家の荻原博子さんが「お菓子を作ってるおばさんが、とても郵政民営化を知っているとは思えない。」という強烈なお言葉が・・・。お菓子作ってるおじさんならいいのかな。まさに女の敵は女です。

とはいえ、私も藤野真紀子さんの立候補には疑問を抱いております。どうも彼女は庶民の感覚からはかけ離れすぎてるんです。そりゃ、たいがいの立候補者は庶民ではないでしょうけど、まだ庶民の立場を理解しようとするフリができます。でも、彼女の場合はそれができない。っていうか庶民の立場が理解できると「カリスマ主婦」じゃなくなっちゃうし。下々の気持ちや事情などわからない女王様、それが藤野真紀子さま。背負うのはもちろんカトレア、胡蝶蘭、薔薇の花。私はそんなとこが結構好きだったので。(歪んだ愛情です)

そんな女王様っぷりを堪能できるのが『シンプルなお菓子』(オレンジページブックス)。バナナブレッドやブラウニー、マドレーヌ、フィナンシェ、ガトーショコラなどなどはたしかにシンプルなのですが、レシピはあまりシンプルではないので初心者は要注意。もちろん作ってみると美味しいけど、1回作ると満足なものが多いです。私が日常生活で何回も作りたくなるのは山本麗子さんや栗原はるみさん等のお菓子レシピです。霜降り和牛や伊勢えびは美味しいけど毎日食べる気になれない、おニャン子クラブで新田恵理ちゃんが一番人気だったのと同じ理由ですね。

いろんなものが入り混じっての世の中です。そんな世の中を少しでも理解してくれる人に投票したいものです。
posted by ハロル堂 at 23:37| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月25日

自己満足だとしても

狭い部屋に大勢が押しかけて騒ぐとき、「タコ部屋」という言葉を面白半分に使ってた。
それが窮屈な場所に押し込められ、働かされた労働者たちだとは知っていたけれど、その実態はほとんど知らなかった。
『常紋トンネル−北辺に斃れたタコ労働者の碑−』(小泉喜孝 朝日新聞社)は約100年前の北海道開発におけるタコ労働者の実態を丹念な調査のもとに描き出している。

詐欺まがいで連れてこられ、逃げ出せない土地に作られた部屋におしこまれ、夜が明ける前から日が沈むまで働かれされたタコ労働者たち。けがをすれば見せしめのため死ぬまで放置され、中にはトンネルに人柱として埋められた者までいるという。

私は今、とても平和で安全な世界に生きている。だけど同じように人間として生まれながら、人間としての尊厳を守られず死んでいった人たちのことを知ると、どうしようもなくやりきれない。過去だけでなく、現在でも海外にはテロに巻き込まれて命を落とす人や、医療措置をうけられず死んでいく子どもたちがいる。どうせいつか人は死ぬのだけれど、なぜ生きているのかわからなくなってしまう。

どうすることもできない己の無力さを嘆きつつ、せめてそういった人々がこの世に存在していたことを知る行為を怠らないようにしたい。
posted by ハロル堂 at 18:39| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月23日

暑いときには、熱いものを

『太郎冠者を生きる』を読んでいると、このようなくだりが。
はじめて渡米し、大学で生徒たちに狂言を教えていた。「私のクラスにはミス・ワシントンに選ばれた美人学生もおり、大いに教え甲斐があった」もう、お父上ったら!全体として狂言という芸の探求を淡々と記されているだけに、ここだけは冗談なのか本気なのかよくわかりません。

本気かどうかよくわからないけど、きっと本気なんだろう、いやそうであって欲しいと思わせるのが『男道コーチ屋稼業』(掟ポルシェ マガジンファイブ)

本気かどうか疑ってしまうのは、きっと私が女だからです。許してください。男による男のための単行本なのに、貝殻ヌードで長髪をなびかせてる表紙を見た瞬間にジャケ買いしてしまいました。下半身を隠していた帯をおそるおそるめくると下半身も貝殻なのが嬉しい。週刊誌の袋とじを開くお父さんたちの気持ちがちょっとだけわかりました。
posted by ハロル堂 at 22:25| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月22日

暑いときには、かる〜いものを

ワイドショーでは杉田かおるさんの離婚騒動で盛り上がってますね。杉田さんの場合は、確信犯っぽいので騒がれてても私はイヤな感じがしません。結婚相手だった方は、まきこまれてちょっと可哀想ですけど。結婚されるさいに社長だ、血筋の良い名家のおぼっちゃまだともてはやされていましたが、はずかしながら私「良い血筋」というものがよくわかりません・・・。品種改良されてる犬ならともかく、人間ってみんな猿人だったのに?そこまで遡ろうとするからいけないんでしょうけど。

ファンタジーの世界でなら無条件で好きなんですけど、王家の血をひくだけの主人公も。ともあれ、何百年にわたって一定の権力やお金やそういったものを維持することは大変だから、そういうお家は敬おうってことなんでしょうね。歌舞伎や狂言等、芸能の一家は、芸を伝えてきた名家よね。そんなこと考えたわけじゃないんですが、二束三文で売られているのを見つけたためミーハー気分で『野村萬斎写真集』(アシェット婦人画法社)を購入してしまいました・・。

狂言師としての活躍もさることながら、舞台、テレビ、映画で活躍されてる萬斎さま。やはりテレビの露出は大切です。「あぐり」のエイスケ役がなければ田舎ものの私には一生興味がわかなかったでしょう。

写真集は出版された1999年のものがメイン。芸術重視じゃなくルックス重視の写真集のようなので、せっかくなら幼少の初舞台も載せてほしいな。(子どもが生まれると、それまでまったく興味のなかった子どもの写真がやたらと見たくなるもんです)かわいいんだろうな〜と考えてて、我が家に萬斎さまのお父上、野村万作氏の『太郎冠者を生きる』(白水Uブックス)があったことを思い出しました。かくなる上はこの本の行間から萬斎さまの子ども時代を読みとりたいものです。そういうとこ名家は便利ですね。
posted by ハロル堂 at 17:37| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月21日

男と女のあいだには

ウォーターボーイズはすっかり夏の定番商品ですね。
今までろくに見たことなかったのですが、今回は舞台になってる島の青い海と空があまりにも美しかったので見てしまいました。

だから男子シンクロをちゃんと見たのも、今回が初めてです。男子シンクロというと、え?って思うけど水の中のマスゲームなんですね。見ていて気持ちよかった!よいではないか、男子シンクロ!! (いまさらですが)

ウォーターボーイズみたいに、男女の垣根を超えてくハシリってのはおもしろいですね。女が男の領域に踏みこんでいく物語はシリアスですが、男が女の領域にやってくると喜劇になってしまう。なんででしょうね。泥沼ジェンダー論になっちゃうんでそれはさておき、男がやる新体操をとりあげてるのは『男の華園−A10大学男子新体操部−』(桑田乃梨子 白泉社 全4巻)。

文学青年の主人公は、先輩たちに人数合わせのため男子新体操部に入部させられます。書いてる小説はス×ーピー以下、片思いの女の子には接近できず、ダメっこ主人公が、くせ者揃いの先輩たちにふりまわされる大学生活が面白く、どこか懐かしい。作者は別の本のあとがきに『ピンクパンチ雅』(逆井五郎・武論尊 オハヨー出版)を書いてしまうおちゃめさん♪とぼけた登場人物の絶妙のボケの間合いが楽しめる作品が多数あり、このごろは青年マンガ誌でご活躍されてます。
posted by ハロル堂 at 12:16| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本(まんが) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月20日

夏が終わる前に

毎日暑いですね。と言うのもうんざりになってきた今日この頃です。
熱帯夜が何日続いているのかわからない、どうでもいい。蝉の声が心臓の音と同じくらい気にならなくなってきた。ああ太陽がいっぱいだ・・・。てなわけで、熟しきった暑さと犯罪はとても相性がよいものです。

『太陽がいっぱい』(パトリシア・ハイスミス 河出文庫)には地中海気候の爽やかさがありますが、大阪の熱帯地獄が舞台になってるのが『照柿』(高村薫 著 講談社)。『マークスの山』『レディ・ジョーカー』の合田雄一郎三部作の第二作です。

初期スターウォーズ三部作の第二部でレイア姫がハンソロへの愛が目覚め、エピソード2ではアナキンとパドメが愛しあったように、この照柿でも暑さでおかしくなった雄一郎が女にいれあげてます。どうした雄一郎。どこへ行く!?どうしようもないグロドロの情念を表した、ワイヤーだかミミズだかがぐにょぐにょ絡まる表紙も素敵。

高村薫さんのミステリは硬質な文章で描かれる男の世界が秀逸です。相方と本の趣味が合わず、2バーイ2バーイの速度で本が増えていく我が家では珍しい共通の貴重な愛読書となっております。
posted by ハロル堂 at 15:49| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 本(小説) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月19日

月に飛べ!!

月往復パックをJTBが販売するそうです。
月旅行といえば、『農協月へ行く』(筒井康隆 角川文庫)をすかさず思い出します。

中学校の図書館で読んだだけなので詳細な筋までは覚えてません。たしか短編集でした。標題の作品はタイトルのまんま農民の人たちが月へ旅行をする、その道中記です。「まあ、下品だわ。いやらしいわ。エッチだわ。恥ずかしいわ。理解できないわ」と憤りながら、こっそり友人にも薦めつつ何回か読んだような記憶が。(そこはそれ中学生でしたから)学校の図書館で、性的なモノを想像させる描写がある本って宝物ぴかぴか(新しい)のごとく扱われませんでしたか?

こうして宇宙への旅が身近なものになってくるとSF小説で描かれていたことが、現実に起こるようになるんでしょうね。しかし月で遭難した調査隊員たちの極限状態を描いた『月は地獄だ!』(ジョン・W・キャンベルJr.  ハヤカワ文庫)みたいなことはあくまでも物語であってほしいものです。日記形式で描かれた遭難記録は人類の生存できない月面で生き残るための抵抗と絶望の記録。宇宙まで飛んでも人間の生への執念というのは原始的です。

というわけで、月旅行にまつわる「性」と「生」でした〜。(おいおいおい)

2005年販売予定の月旅行は110億円。まだまだちょっと農協の旅行には使えません。
posted by ハロル堂 at 09:36| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本(小説) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月18日

悲しき国際化

古本まつりに行く途中、ロッテリアにて食料補給をしました。
トレイに敷いている広告を読むと、
「ロッテリアのフライは全て100パーセント植物オイルです」。
なるほど、だからポテトにものたりなさを感じるのか!

ジェフリー・スタインガーデン氏の『すべてを食べつくした男』(文春文庫)によると、馬脂、牛脂で揚げたものは類まれなおいしさで、マクドナルドなどが牛脂を使用していたのは納得できる、とあります。(でもアメリカのマクドは健康を意識して植物油にチェンジしたとのこと、日本のマクドもそうなのかな?)

無粋ですがスタインガーデン氏の学歴はハーヴァード大学(おおっ)、ハーヴァード・ロー・スクール(おおおっ)、MIT(おおおおお〜)。博識な知識に食への情熱が合体したフードエッセイは最強です。

完璧な水を求め、自分の水を作ろう(え?)とし化学物質販売会社のドアを叩く。ジャガイモ45キロ、ピーナッツ油40リットル、電気揚げ物鍋4つを用意してフライドポテトを調理する。そのほか、ケチャップ、塩、砂糖、アイスクリーム、電子レンジ料理などなど、妄想が追いつかない食エッセイです。

ちなみに京都にも来られてて、日本料理を絶賛されてます。天下一品総本店なんかじゃなく、当然のごとく超高級老舗日本料理屋さんを巡られてます。(天下一品にも行って、kotteriラーメンについて語ってほしいものです)

本文におだしについて「現代に生きる日本人の多くが、自国の料理のこの精髄をあじわったことがない」とあるように、たしかに味わったことないです、私。日本人なのにフライドポテトのほうが共感しやすいのだ。うーむ。
posted by ハロル堂 at 11:09| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月17日

まつりのあと

京都、下賀茂神社で行われていた納涼古本まつりが終わってしまいました。
糺の森(ただすのもり)のマイナスイオンを浴びながら、こころいくまで古本漁りができるインドア派の人間にとっては貴重なおまつりです。

今朝、うつらうつらしながら今日はもう行けないんだな、行っても跡形もないんだなって思うとすこし淋しかったです。

古本を見るのが楽しいのは当然ことながら、白日にさらされた古本屋のおやじさんたちを眺めるのもオツなものです。
古本屋のおやじさんたちの白いくたびれたTシャツ姿が新鮮なのはなぜ?
来年までさよーなら〜、ですね。
(10月にもお寺で古本まつりはあるんですけどね)
posted by ハロル堂 at 15:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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